ふくしま会議
2011年11月11~13日に福島大学で「ふくしま会議」が開催された。福島の今を世界に発信しようという試みだ。
会場は熱気に包まれ、たくさんの意見が出てきた。東電、国、マスコミに対する意見、批判はたくさん出てきたが、はたして本当の福島の声が世界に届いているのだろうか・・・・
私一人の意見として、以下のようなことを発表してきた。
仮設住宅で暮らしているご老人・・・・「犬と一緒に暮らしたい」「砕石だらけで、歩くことが困難」「畑仕事がしたい」等・・・本当に困っている方々の問題を具体化することが、放射能問題の解決になると思う。
学者は世界規模、日本規模での発電の話をするが、発電ではなく、新エネルギーの創出である。福島県民が農業、林業、漁業を今まで通り営み(生産したものやとってきたものをそのまま販売できないけれど)結果としてその成果物を利用し、バイオマスで新エネルギーを創出するという考え方を学者、行政が具体化して欲しい。
会場には6月から毎月福島県のためにボランティアで演奏していただいているフォルクローレ演奏家の木下尊惇さんも来場していた。
彼は「発電をするということよりも、まず私たちが本当に必要な電力量がどのぐらいかを判断してから発電の議論をすべき」とおっしゃっていた。
わたしたちはいつのまにか国や電力会社の洗脳により、電気を使うように仕向けられていた。太陽光発電も同じ。自分で電気を作れば今までよりも安く、たくさんの電気が使えるということである。限られたエネルギー資源の中で私たちはどのように暮らしていくのかを問われる日は近い。
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